2026/02/03

「20分あれば、全部わかる」トヨタのモータースポーツ解説


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1月30日のトヨタイムズスポーツは、「トヨタのモータースポーツ 誰でもわかる20分解説!」をお届けした。


2026年のモータースポーツとトヨタの挑戦を、初心者にもわかりやすく20分にギュッと凝縮して解説。各カテゴリーのレースやラリーの魅力や、おすすめドライバーについて、森田京之介キャスターが思い入れたっぷりに語った。

速報・WRC開幕戦、ソルベルグが圧勝


冬の間は多くのレースがシーズンオフだが、今年のモータースポーツは早くも始まっている。番組の冒頭で伝えたのは、世界ラリー選手権(WRC)開幕戦のラリー・モンテカルロの速報(1:57~ )。TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームが表彰台を独占し、今年からトップチームに加わったオリバー・ソルベルグ選手が1分近い差をつけて2度目の優勝を果たした。

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ソルベルグ選手と言えば、父親がWRCの伝説の名ドライバーであり、モリゾウ(豊田章男会長)にカメラマンを頼んだというエピソードも。トヨタイムズスポーツは結果だけでなく、選手やチームのさまざまな情報を毎週発信している。


今回は初心に帰って、トヨタが関わっているモータースポーツの基本や全体像をまとめたショート解説の企画。森田キャスターもタイマーを用意して気合十分で臨んだ。

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スーパーGTからF1まで、サーキットの楽しみ方


森田キャスターがまず挙げたのが、2つのモータースポーツの楽しみ方。


1つは、トヨタが「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を掲げており、トヨタのクルマに乗っている人にとってはモータースポーツが“自分事”になること。


もう1つは、純粋に勝負やスピードを楽しめるスポーツであり、推しのドライバーを応援することなどによって感情移入ができることだ。


モータースポーツは、サーキット(レース)とラリーの2つに分けられる。サーキットでは、決められたコースを複数台で走り、不確定要素が比較的少ない中でコンマ 1秒を争う勝負となる。予選はタイムアタックで、その予選の順位で決勝のスタート順が決まる。

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国内のレースは主に3つで、スーパーGTはプロドライバーが2人1組で戦う、市販車ベースの車両によるレース。GT500とGT300という異なるクラスが混じって走ることで、至るところで激しいバトルが発生する。


GT500にトヨタはGRスープラで参戦し、3連覇中の坪井翔選手ら6チーム12人のドライバーが戦う。クルマのベース性能、ドライバーの能力、ピットイン戦略の3つが勝負を左右し、エンタメ性も高い。

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人気急上昇中のスーパーフォーミュラは、とにかく速く走ることを目指して設計された運転席むき出しのフォーミュラカーを、できるだけ均等なコンディションにして一番速いドライバーを決める。タイムアタックでは1秒差の間に10台も入る超ハイレベルな争いだ。


トヨタは8チーム13台にエンジンを供給。WRC史上最年少チャンピオンに輝いたカッレ・ロバンペラ選手に注目だ。クルマのセッティング、ドライビングの正確性、タイヤマネジメントの3つが勝負のカギを握る。

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スーパー耐久は、プロドライバーだけでなく、モリゾウらアマチュアも一緒に走る、参加型の草の根レース。チームごとに目的が異なり、勝つことを目指すチームや、部品の耐久性を測りたいチームなどがある。


未来の技術の実験場でもあり、トヨタは水素エンジンカローラや、ミッドシップのヤリスを投入。目玉である富士24時間レースでは、市販車開発に向けてまさにその耐久性が試される。

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海外のサーキットでは、ニュルブルクリンク24時間レースは「もっといいクルマづくり」の原点でもある。2007年に初参戦し、LFAやスープラを鍛えてきた。2025年は6年ぶりに活動再開し、純粋にトヨタが量産したGRヤリスでの挑戦を果たした。


目指しているのは総合優勝。昨年発表したGR GT3は、これまでの悔しさを晴らすための第一歩だ。

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世界耐久選手権(WEC)は、ル・マン24時間レースが目玉の年間シリーズ。トヨタは去年までTOYOTA GAZOO Racing Europeとして2018年から22年にかけてル・マン 5連覇を達成した。


今年からはTOYOTA RACINGとして臨み、4年ぶりのル・マン制覇を目指す。 元 F1 ドライバーであるTR 会長の中嶋一貴選手、チーム代表の小林可夢偉選手の2人も、ドライバーとして活躍している。

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フォーミュラカーレースの最高峰であるF1は、トヨタは2009に撤退していたが、一昨年にF1チームのハースと提携。今年からはタイトルパートナー契約を締結した。ハースのリザーブドライバーには平川亮選手が控えている。

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サーキットを解説した前半戦は7:41から。

道がクルマと人を鍛える、ラリーの魅力とは


20分企画の後半戦はラリー。普段走る公道にスペシャルステージ (SS) を設定し、全てのSSの合計タイムを競う。サーキットに比べて不確定要素が多く、道がクルマと人を鍛える。助手席にはコ・ドライバーが乗って、コースの形状や特徴を書いたペースノートを読み上げ、ドライバーはそれを聞きながら運転する。


勝負を分ける大事な3つは、(1)リタイアせずに完走することが絶対条件、(2)ペースノートの正確性、(3)クルマの限界を見極める力。ギリギリを攻めてタイムを削りながらも、必ず走り切ることを目指す世界だ。

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日本全国の公道を走る全日本ラリーは全9戦。北海道では舗装されていない道(グラベル)も走る。トヨタはGRヤリスRally2を提供しており、初号機をモリゾウから託された勝田範彦選手らベテランドライバーが活躍している。


世界で活躍する若手ドライバーの発掘・育成を目的に、一昨年からモリゾウチャレンジカップが始まった。卒業生である大竹直生選手はトップカテゴリーに昇格し、ベテランたちに挑む。

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ラリーチャレンジは、初心者でもエントリーできる参加型ラリー。TOYOTA GAZOO Racingが日本全国で展開している。ラリーの裾野を広げる取り組みで、トヨタイムズのキャスターである富川悠太さんもプロドライバーの指導を受けながら参戦中だ。

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世界最高峰のラリーである世界ラリー選手権(WRC)は、雪道を含む世界中のあらゆる道で年間14戦が行われる。TGR ワールドラリーチームがマニュファクチャラー(チーム)のタイトルを 5連覇中。アジア人唯一の現役WRCドライバーである勝田貴元選手が、34年ぶり 2人目の日本人優勝を目指している。

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愛知・岐阜で行われるラリージャパンは、去年まで紅葉シーズンだったが、今年は 5月開催。地元の方々の協力を得ながら楽しみ方が広がりつつある。

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最後に紹介するのは世界ラリーレイド選手権(W2RC)。砂漠やジャングルなどの自然環境の中を走破する冒険耐久レースだ。開幕戦のダカールラリーには、トヨタ車体のチームがランクルで市販車クラスに参戦。去年まで12連覇を達成したが、今年は3位に敗れた。


12連覇にコ・ドライバーやドライバーとして貢献した三浦昂選手は、次戦から最高峰クラスに転向し、GRハイラックスで挑む。

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ラリーの解説は19:14から。

倍速で見れば10分! 解説だけの動画も公開中


「みんな負けるのは嫌い。勝ちたいんです。だから皆さん、トヨタのモータースポーツ一緒に応援しませんか?」と締めくくり、見事にぴったり20分で解説を終えた森田キャスター。「私のチャレンジはどうでもよくて、20分あったらトヨタのモータースポーツが全部わかるよと、周りの人に宣伝していただけると大変うれしいです」と話す。

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放送から20分解説だけを抜き出した動画もアーカイブで公開中。生配信を見ていたパラ陸上の石山大輝選手も「アーカイブ見直してプレゼンのお手本にします!」とコメントしており、ぜひ多くの方に動画をシェアしていただきたい!

毎週金曜日11:50からYouTubeで生配信しているトヨタイムズスポーツ。次回(2026年2月6日)は、単独大西洋横断ヨットレース「ミニトランザット」に出場した高原奈穂選手をスタジオゲストに迎える。大西洋を17日間かけて一人で渡り切った高原選手に、海の上で起きたさまざまな出来事や、レースを通して学んだことなどを聞く。ぜひ、お見逃しなく!

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